白樺派の情熱展 志賀直哉コレクションを中心としてIV

Passion of Shirakaba-ha -- From Naoya Shiga Collection IV


Upate: 2017年9月1日

複製画「ミケランジェロ:レダと白鳥」頭部習作

雑誌「白樺」は、学習院出身の武者小路実篤、志賀直哉、木下利玄、里見弴、児島喜久雄、柳宗悦らによって明治43年4月(1910年)に創刊され、1923年の終刊までに14年間にわたり全160号が発刊されました。
誌上では小説、詩、評論のほか積極的に西洋美術の紹介を行い、当時の日本ではあまり知られていなかったロダンやゴッホ、セザンヌ、マティス、ゴーガンなど熱い思いを持って紹介しました。
号を重ねるに連れて岸田劉生、中川一政、梅原龍三郎なども参加し幅広い自己表現は同時代及び後代に大きな影響を与えました。さらに白樺同人は当時としては容易ではなかった美術展覧会を18回におよび開催し、やがて自分たちで美術館を建てるための募金活動を行うまでに至ります。この度の展覧会では優れた作品を残した白樺同人の館蔵作品とともに、新規収蔵品として志賀直吉氏より寄贈を受けた1120点の志賀直哉所蔵作品の一部を公開致します。
『和解』『小僧の神様』『暗夜行路』など近代日本文学を代表する作品を遺し、白樺派の中心人物として活動した志賀直哉は、芸術家との関わりの中で自身も美術に親しみ、味わい深い絵画作品を残しています。
本展では当時の白樺派の夢を再現した当清春白樺美術館にて、同人たちの作品をご鑑賞いただき、雑誌「白樺」の類い希なるその軌跡を辿りながら、彼らの傾けた情熱を今一度感じていただく機会となれば幸いです。


白樺派の情熱展 清春白樺美術館所蔵志賀直哉コレクションを中心としてIV
Passion of Shirakaba-ha — From Naoya Shiga Collection IV
会期:2017年9月12日[火]-12月24日[日]
会場:清春白樺美術館第一展示室
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
入館料:一般1500円(1400) 大高生1000円(900)
小・中学生入館無料*()内は20名以上の団体料金
チラシPDFのダウンロードはこちらから


Category: EXHIBITION

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